komkom.com 開運木札「働いたら負けかな と思ってる」(大) の商品説明

　大人気の神霊本尊・開運木札シリーズの続編が登場！

　本体面積を大型化し、幻想護符の本尊としてジャストサイズになったばかりでなく、鈴＆紐を付けることによってアクセサリ性をも格段に向上させました。
　魅せても良し、秘めても良し。
　我等が愛する東方キャラのシュールな一言と共に、次世代の自己主張を身に纏いましょう！

～～～～～働かなくても 飯はうまい～～～～

そんなにあくせく働いてどうするの？身体や家庭を壊してまで仕事をしてどうするの？月々のわずかなゴハン代のために大切な人をないがしろにしてどうするの？愛する人のために働いているのならどうして働けば働くほど愛する人が貴方の元から離れていくの？朝六時に家を出て奴隷運搬船のようなすし詰めの汽車に運ばれてコンクリートの缶詰に閉じ込められてお昼のブザー音と共に餌を待つ家畜のような光を失った眼をしながら食堂への列を延々と成し僅かな休息の時間が終わりを告げれば次に気が休まるのは日が沈み街も明かりを閉ざした日付変更線の向こう側の世界。ボロボロになった身体と磨り減った心でクタクタの鞄を力無く抱きながら帰路に着き、誰も居ない明かりの落ちた小さな部屋に戻り死んだように眠る。ほんの僅かな安息の時間。永遠に続いて欲しい安息の時間。でもそれは決して叶わない現実。眼が覚めればまたあのどぶねずみ色をした服を着て汽車に乗らなければならない。一日が長く、毎日が楽しかった日々は遠い過去。共に笑った友も、大切な人も、子供の頃に心に誓った夢も、全ては泡沫の如く、現実というたったこれだけの言葉のためにこの手からすり抜けて落ち崩れ去り二度と元には戻らない。諦観と焦燥と無力感が己を苛み最後には言い知れぬ悲しみとなって眼の奥から湧き上がってくる。されど人生を変えるに至る決心は付かず、バットエンドの如きこの自分全てをリセットする勇気も無く。ただただ悔しく歯を噛み締め独り孤独に枕を濡らす毎夜。然しそれも一時のこと、気がつけばその想いもすべて暗く深い眠りに吸い込まれ、また朝が来る。奴隷のような、朝。毎日。これまでも。これからも。何十年も。君の上司を見てみるといい。君の先輩を見てみるといい。やつれた顔、夢を失った心、捨て切れなかった何かに未練を持ち続ける深層心理を無理やり打ち消すかのような悲壮な背中。その小市民的な生き方。君が昔、若かりし頃に最も忌み嫌い反面教師とした生き方たる大人の姿。それが、君の未来の姿だ。そこで社畜として生き続ける限り、君の十年後は十歳上の先輩と同じ生き方になり、君の二十年後は二十歳上の上司と同じ結末になる。やがて今感じるこの理不尽さも、時が経つにつれ慣れてゆき、鈍感になり、飼い慣らされて、貴方の全ては、会社というもののために全てを捧げられ、終わりを迎える。これが、現実。

ね、働いたら負けでしょ？